飲食店でいいお店・ダメなお店を見極めるポイント16選【第1弾】

週末や仕事終わりなど、外食する機会も月に何回かあるかと思います。

毎回同じお店に行くのも飽きてしまうため、新しい飲食店を自分で開拓して行くのも楽しみの一つではないでしょうか。

ただ、繁華街には飲食店が溢れ、お店選びに困ってしまうこともしばしば。

さらに、当てずっぽ入ったお店がハズレだったときには、テンションも急降下ってもんです。

もちろん、客単価によってもお店のクオリティやサービスの質が変わります。しかし一方、「あそこ高いけど、なんか微妙だよね・・・」なんてガッカリな飲食店があるもの事実。

飲食店に詳しい人に聞いたり、評判などを参考などを参考にしたりするのもいいのですが、自分である程度「飲食店の良し悪し」を判断できたら、それに越したことはありません。

飲食店の良し悪しを決定付ける2大要素

飲食店を選ぶ上で、まず大前提になることが2つあります。

  • 接客態度

たとえ飲食店に詳しくなくても、このポイントさえ問題なければ、ほとんどのお店は「悪くない」という判断になるかと思います。

ただ、これだけの要素で飲食店のレパートリーになるかというと、少し弱いです。

もちろん問題はないのですが、じゃあ3回4回と足を運ぶかというと、きっと行かないと思います。

つまり、本当に気に入るお店というのは、味・接客態度以外にも重要な要素があるということです。

実際に、質のいいお店を知っていることは、大人として結構大切なことです。

たとえば、デートや接待、家族との食事など、たとえ機会が少なくても「いいお店」を知っているか知っていないかで、その人の器みたいなものも左右されかねません。

ですから、飲食店選びというのは、大人として押さえておきたい意外と重要なポイントなのです。

とはいえ、まずは行ってみないと分からないところも多いのが事実です。

そこで、今回は飲食店の良し悪しを見分けるポイントについて紹介したいと思います。

もちろん、味や接客も重要な要素にはなりますが、それ以外のポイントも押さえておく必要があります。

私も過去に15年間くらい、飲食業界に携わってきたので、その時の経験も踏まえてお伝えします。

1. 入り口

最初にチェックしたいのが入り口です。

入り口は「お店の顔」です。そこをないがしろにするお店は、ほとんどの場合でNGです。

とはいっても、新しい古いとかいったポイントではありません。お店のコンセプトもあるので、デザインもほとんど問題になりません。

まず注目すべきなのは「清潔感」です。入り口がきちんと掃除されているのは大前提です。

次に、整理整頓ができているかもポイントです。たまにお客さんには全く関係のないものが入り口に置いてあるお店がありますが、「お客さん」より「お店の都合」を優先しているのが間接的に表れてしまっています。

お店のほうは、そんなつもりはないかもしれませんが、「気配り」ができていないのですから、同じことです。

少し曖昧なポイントではありますが、お店に入った瞬間の印象も重要です。

たとえば、キリッとした空気感や安心感などがあると、ハズレない可能性が高いです。

一方、空気がどんよりしていたり、入った瞬間に何だか妙にテンションが下がったりする場合は、「本能がNGを出している」とも取れます。

ですから、まずは入り口の印象をチェックしてみましょう。

2. 挨拶

そして次は、入店時の挨拶です。

ほとんどのお店は問題ないと思います。

しかし稀に、いきなり「何名様ですか?」と聞いてくるお店があります。きっと悪気がないケースも多いですが、お店の質を大きく物語っているポイントです。

あと、たまに入店したのにも気づかないお店がありますが、あれは問題外です。売上のチャンスが手離して転がり込んできているのに、それに気づかないというのは、お店の意識の低さが顕著に出ているポイントです。

また、「挨拶はするけど、印象がイマイチ」というのも問題です。

初めの挨拶は接客の要ですから、そこをいい加減にするお店もNGです。

3. おしぼりの出し方

次は、おしぼりの出し方です。

一番いいのは、スタッフがおしぼりを直接手渡してくれるお店です。お客さんに対する丁寧さや誠実さが、その場面だけで伺えます。むしろ、そういう態度が見えれば、他に至らないところがあってもOKになる場合もあるくらいです。

また、「他の人が触ったおしぼりを使うのは抵抗がある」というお客さんの心理を気遣い、おしぼりをトレイに乗せて出してくれるところもあります。

一見、手渡ししないことが素っ気なく思われるケースもありますが、配慮の上でのことと思えば、サービスの質は高めと考えておくべきです。

また、おしぼり業者のものではなく、自店で用意したタオル地のおしぼりを使っているところもGoodです。

そのようなお店はおしぼりを自分たちで洗濯し、干し、さらに巻くといった作業を行なっています。これだけでお客さんへの心意気を感じます。

もちろん業者のおしぼりでも悪いわけではないのですが、シミが付いていたり、巻きがぐちゃぐちゃだったりするので、高級店ではほとんど使っていないと思います。

また、消毒のニオイや、おしぼりに付いた水分が蒸されて変なニオイがすることもあります。そんな中、軽く柔軟剤を振るなどして気配りしている良いお店もあります。

第2弾に続く

このページでは、飲食店に入って最初の場面についてのポイントを紹介しました。

まだまだ、チェックすべきところはたくさんあります。続きは「第2弾」で解説したいと思います。